勤務体験談29-産婦人科

今回は、少子化で産婦人科医不足が叫ばれる現代社会において、産婦人科に7年努められているゆうこさん(32歳)に看護師としての産婦人科についてお話して頂きました。


とらみ:「こんにちは。今日はよろしくお願いします。早速ですが、ゆうこさんはなぜ産婦人科の看護師を選ばれたんですか?」

ゆうこさん:「こんにちは。産婦人科医が減少しているというニュースをよく見るので、産婦人科につとめて地域の妊婦さんたちをサポートしていきたいと思ったからです。」

とらみ:「現代社会は少子高齢化ではありますが、産婦人科医不足も深刻な問題となっていますね。実際の現場はどんなかんじですか?」

ゆうこさん「出生率は低いのですが産婦人科病院自体が減っているので、地域の妊婦さんを一手に引き受ける病院が多く、どの病院でも激務になることが多いです。しかし、新しい命の誕生にかかわれるという仕事はとても魅力的で、お産があるたびにまた頑張ろうという気持ちに自然とさせてくれます。」

とらみ:「病院数が減っているにも関わらず、今の産婦人科は母親学級はもちろん、ヨガ教室だったり、食事が豪華だったり、様々なサービスも付加させないと経営がなりたたないといった事情もあるようですね。」

ゆうこさん:「2014年現在の出生率は1.43なので、一人の女性が産む子供の数は、1~2人程度なんです。一度か二度しかない出産の方が多いので、いろいろ希望をもたれる妊婦さんが多いんです。私の勤めている病院でも骨盤ケア、母親教室、マタニティヨガなどの教室も開催していて、産前・産後の総合的なサポートもしています。」

とらみ:「ちょっとしたカルチャースクールみたいですね(笑)」

ゆうこさん:「はい(笑)でも、高齢出産の方も増えていますし、核家族で産後頼る人がいない新米ママも多いので、そういった産前・産後の総合的なサポートは大切だと思います。例えば、年齢の若いママさんだと、まだまだ知識の少ないところも多く、食事の管理や、この先の離乳食の調理が不安だと思ったら、栄養教室を紹介したり、産後も、病院を開放して、ママどうしの交流の場をつくるなどして、ママさんたちが育児に疲れたり孤立しすぎないように配慮してきました。そういった交流の場や、開催する教室との連携も緊密にとって、最大限のサポートができるように心がけました。」

とらみ:「看護の仕事以外にも配慮することがたくさんあるんですね。」

ゆうこさん:「そうですね。今の産婦人科は、とにかく第一に妊婦さんに寄り添って、何が必要か、神経をとぎすませて考え、妊婦さんからしっかりとママに成長していただけるようにサポートすることが求められます。また、ご家族の希望を最大限に尊重することも求められます。出産までは性別を知りたくないという妊婦さんやご家族には、エコーで性別がわかっても伝えないように注意したり、立会出産を希望される方には、看護師のサポートは必須ですし、きめこまやかに対応するのは大変です。」

とらみ:「サービス業のような対応が要求されるんですね。お産はいつ起きるかわからないですし、ミスがあっては母子ともに命に関わる場合もあるので、大変ではないですか?」

ゆうこさん:「お産はいつ起こってもおかしくないので、夜勤の時も一刻たりとも気を抜けないですし初産の妊婦さんは特にナーバスになっていらっしゃるので、夜でもお部屋に行って話をきいたりすることは何度もあり、大変ではありますが、色々な点にこだわられるのも、それだけひとつの命が大切にされている証拠でもありますので、とても素晴らしいことだと思います。」

とらみ:「なるほど。少子化だからこそ、新しい命の誕生を全力でサポートしたいと思えるのかもしれませんね。」

ゆうこさん:「そうですね。新しい命とは、勤務がきつくても、できることは全てやりたいと思わせるエネルギーを持っているのは間違いないと思います。」

とらみ:「最後に、産婦人科を目指されている方へメッセージをお願いします。」

ゆうこさん:「産婦人科医不足で、入院予約は常にいっぱいで勤務は大変だと思いますが、出生率が下がっていてもお産がなくなることはないので、職がなくなるというような不安もありませんし、ずっと頑張っていこうと思える職場が見つかれば、新しい命の誕生に立ち会えるという仕事はとても魅力的な仕事だと思います。」

とらみ:「貴重なお話をありがとうございました。」

ゆうこさん:「ありがとうございました。」


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