勤務体験談15-産婦人科

今回は産婦人科に10年勤めておられる、けんたったさん(31才)に体験談をお話して頂きました。


とらみ:「こんにちは。けんたったさんは産婦人科にお勤めということですが、最初から産婦人科を希望されていたのですか?」

けんたったさん:「こんにちは。看護学校時代は志望科目までは深く考えていなかったんですが、病院実習で分娩の見学をさせてもらう機会があり、命がけで産んでいるお母さんの姿にサポートしたいと強く動かされる気持ちが芽生えました。妊娠中からお世話している妊婦さんと胎児の成長をそばで見守ってあげて、出産後もケアに徹する事が出来る点は誰かのお世話をしたいという気持ちが強い人ほど魅力的だと思います。」

とらみ:「生命の誕生に立ち会えるということが産婦人科の一番の特徴だと思いますが、実際どのように感じられていますか?」

けんたったさん「産婦人科といっても無事分娩を済ませて産褥婦と新生児のケアだけでなく、妊娠中危篤な状態の妊婦さんや赤ちゃんも見ることになります。婦人科となっている以上、婦人系の病気で通院される方も多くいて、決して華やかな職場ではなくナーバスになりがちな患者さんも多く、患者さんへの接し方が今でも間違っていないか考える事があります。」

とらみ:「そうですね。婦人科系の病気でこられる方もいれば、妊婦さんとしてこられる方も、不妊治療でこられる方もいるので、一つの科目の中で様々なケースを抱えた患者さんへ対応しなければならないのは産婦人科のもう一つの特徴かもしれませんね。」

けんたったさん「はい。出産後、すぐに気分が沈みがちで不安になっている産褥婦も多く、定期的の見回りの際には精神的な不安があればどんどん聞くようにして1週間ほどの短い入院生活でも出来る限りの心のケアも同時に行っています。また夜勤では数時間おきの入院患者の見回りや産褥婦が具合が悪かったり寝不足が続いている時など必要な場合に新生児のおむつ替えやミルクのお世話があります。日勤でも夜間でもお産になった場合には立ち会って介助します。」

とらみ:「お産はいつ起きるかわからないので、臨機応変な対応力が必要ですね。」

けんたったさん:「出産は特に気を遣います。夜の出産などで、予想以上の産気づいた妊婦さんが居る場合、助産師や医師が十分に揃っていないとオンコールをお願いする場合もあります。分娩台に移動する頃に産院に到着して医師を呼ぶ前に出産になってしまうケースもあり、ケースバイケースでその場の最善の状況を一瞬で判断する事が求められます。お産の進行状況を判断して早すぎず遅すぎないタイミングで機械の準備や介助は何年やっても経験にない事がまた起こりうるので至難の業です。」

とらみ:「なるほど。出産は看護師にとっては同じことの繰り返しに移ることでも、患者さんにとっては一生に数回しかない事でもあるので、患者さんへの対応へは気を遣いますね。」

けんたったさん:「産婦人科を目指している人には出産に関わりたいと思う人が多いですが、実際は分娩に関しては助産師さんが多くの仕事をこなすので中には不完全燃焼と感じる人も少なくないです。看護師はあくまで産褥婦と新生児のお世話に徹する部分で、いずれ出来る仕事と出来ない仕事に歯がゆくなる場合があります。しかし医師や助産師がスムーズに動けるように準備をしたり、患者さんが産婦人科に訪れて嫌な気分にならずにサポートしてその日の診察や検査を終える為にも必要不可欠な存在です。「おめでとうございます」と言える唯一の職場でもあるので、患者さんが問題なく退院できるようにお仕事をする事が大切です。」

とらみ:「そうですね。今後も産婦人科でずっと勤めていかれるおつもりですか?」

けんたったさん:「まだまだ経験を積む気持ちで辞める気はありません。助産師の仕事にも憧れを持っていますので、辞めるならば助産師の資格を目指す時ですね(笑)」

とらみ:「貴重なお話をありがとうございました。」

けんたったさん:「ありがとうございました。」


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